ロゴを通しての全体的なブランディング。

​ロゴ単独で見せるのではなく、各ツール類を通して点ではなく面で見せる効果的なブランディング事案。

手作り科学館Exedra(エクセドラ)

 ロゴデザインをさせていただいた千葉県柏市にある手作り科学館 Exedra様。ここは東京大学の大学院生らが中心となって「地域の人にも気軽に来館してもらい、科学を理解し、議論する場を作り出したい」という思いで作られた施設です。手作り科学館の名の通り、大学院生ら自らアパートを展示室や教室にリノベーションしています。この施設のロゴを制作させていただきましたが、その後ノベルティのマグカップやシール、年間パスに割引券、実験で使用するエプロンまで数多くの展開をしていただきました。ロゴは作って終わりでなく色々な場面で使用され認知回数が上がって初めて効果が出てくるものなので、こういう風に多面的に展開していただけるのは、デザインにおけるブランディングのひとつのお手本のような事例になりました。

【ロゴ展開ツール

 ロゴ展開されたツールはたくさんありますが、こどもが貼りたがるシールは小学生向けに特に有効だと思っています。マグカップやエプロンは館内の講座を開催する時にさりげなくロゴが目に入るいい機会になります。また、年間パス・割引券などの外でも目に触れるものはExedraを知っていただく際にまずロゴマークが目に付くことによってロゴマーク制作時の狙いである「難しくない・気軽に来れる科学館」のイメージを与えることができるはずです。これらシール・マグカップ・割引券など複数のロゴを見ることによって全体的に面で行える強いブランドへと育っていきます。

年間パスポート

割引券

シール

マグカップ

封筒

エプロン

【制作のおはなし

 今回のロゴ制作はまず「科学館に来てもらいたい」ことを念頭に置いて制作しています。一般的に「科学館」というと、とっつきやすい施設ではないのでそこのハードルを下げるように親しみやすいタッチにしています。また、「手作り科学館」の名前通り、日本科学未来館だとか多摩六都科学館のように大規模でお金をたくさんかけれる科学館ではないこと、市民の方に気軽に来てお話できるような場にしてもらいたい理念があることなどからも親しみやすいほうが良いと判断しています。また、小学生向けの「理科の修学旅行」や定期的な講座もあることからやはりここは「まずは来てもらう」ことを第一に想定しました。

  次にExedra(エクセドラ)の名前の意味ですが、古代ヨーロッパで貴族達が円形に並べられた石のイスに座って自然の摂理などを議論したことがエクセドラの由来となっています。このエクセドラのように科学館に集まる人達が、議論を交わしながらそれぞれの考えや自然に対する理解を深める場所に育てていきたいと考えて手作り科学館「Exedra(エクセドラ)」になったそうです。

 そういうわけでロゴも宇宙を人達が囲むイラストになっています。1番下のキャッチコピーもカーブがついているのはエクセドラを意識してのことです。またキャッチコピーの「たまには科学を囲んでみよう」も「囲む」の文言が同じくエクセドラを意識しています。「たまには」も付く事がポイントで、科学館だけど「とりあえず来て!」と気軽に言えそうな感じをと思って「たまには」が付いています。こういった「気付かなくてもいいよ」というところからも自然にアプローチしています。この辺りはデザイン的には大事な箇所になるかと思います。

  グッズ展開もしやすいように色は1色で作っています。今後ノートや定規、ボールペンなど科学に必要そうなグッズやイベントでの掲示など色々な場所でロゴが必要かと思ったので、汎用性のある1色での制作としました。純粋に扱いやすいと思います。

 見た目は親しみやすいロゴに仕上がっていますが、こうやって色々なことを念頭に置いて、しっかりとした理念の元ロゴは設計されています。

イラストラフ

​参考資料

​他館ロゴ参考

手作り科学館 Exedra(エクセドラ)

[ 連絡先 ]info@exedra.org  [所在地 ]千葉県柏市末広町9-6 柏嶋屋荘

[ 開館日 ]毎週土曜・日曜(午前10時~午後5時) [ 入館料 ]600円

[ HP]selexedra.stars.ne.jp

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