こんにちは。東京都・埼玉県の中小企業様向けにデザイン制作をしてます文京区のデザイン会社 Half Moon Journeyです。今回はパッケージデザインを作る際に「こんなモチーフを入れたい」という要望がある場合の対応について書いていこうと思います。
愛着のある自社商品や自分で発見したビジネスアイデアだと商品パッケージにおいても「こんな風にしたい!」と思う事ありますよね。その場合Half Moon Journeyでは是非とも最初の打ち合わせで教えていただきたいと思っています。というのも通常はデザインはデザイナーが考えることが多く、実際その方が効果が出る事がほとんどです。ただ、思い入れが強い場合は大体のイメージができている事もありますよね。その場合、大きく3つの対応に分かれることになります。
その1.「こんな風にしたい!」そのものを作ります
まずはこのパターン。愛着が強かったり、最初から「このアイデアでしか作りたくない!」という場合は、そのアイデアのまま作らせていただきます。売る際にもお気に入りのパッケージの方が気力が湧いて「販売頑張ろう!」と思えますからね。1つの対応としてご要望にお応えさせていただいてます。
その2.「こんな風にしたい!」にアイデアを加えます
次にこのパターン。その1.より要望は強くないけれど、できれば自分のアイデアを実現させたい場合です。この場合は基本その1.と同じくご要望通り作るのですが、率直に言ってクライアント様はデザインの素人。アイデアのデザインがちょっと下手だったり、アイデアの筋が横に逸れてたりするのを直してご提案するパターンです。場合によってはアイデアを元に、派生したデザインパターンをご提案する場合もあります。これはクライアント様のアイデア+デザイナーのデザイン力を足したパターンです。
その3.「こんな風にしたい!」はとりあえず置いといてデザインを考えます
これはデザイナーのデザイン力を発揮するパターンです。色々書きましたがやはりこのパターンが一番オススメです…。デザインの制作は一旦元のアイデアを置いておいて、商品特徴や競合の状況、販売方法、ブランド感などの情報を元にベストなデザインを探ります。情報を元にデザインを考えて、その上で「クライアント様が持ってきたアイデアやデザインでも大丈夫そう!」となればその1.やその2.の対応をする事もあります。
やはりデザイナーはデザインを作る専門の職業ですから、パッケージを作る際もデザイナーに任せた方が断然良いものができるというのが長年の経験から感じています…。ご要望や思い入れは重々承知しているのですが、仕事としてみるとこれがベストな選択の場合がほとんどです。
以上、今回はパッケージデザインを作る際の要望の対応についてでした。色々書きましたがデザイナーとしてはやはりその3.がおすすめです。デザイン費も決して安くはないので、それならばデザイナーの力を最大限利用した方がお得、という考えです。
でも自社商品の思い入れも強いもの。その時々に応じてベストなパッケージが作れればと思いますので、どのような場合でもお気軽にご相談いただければ嬉しく思います。
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