top of page

会社のデザイン力はトップのデザイナーで決まるので要注意

執筆者の写真: halfmoonjourney 小川halfmoonjourney 小川


こんにちは。東京都・埼玉県の中小企業様向けにデザイン制作をしてます文京区のデザイン会社 Half Moon Journeyです。今回は会社のデザイン力はその会社の中で一番偉いデザイナーで決まるというお話をしたいと思います。


これどういうお話かと言いますと、「会社にいる一番偉いデザイナーのデザイン力が低い場合、他の人が頑張ってもそれより上のデザイン力になるのは無理」というお話です。だからタイトルに要注意と入れた訳です。


僕の数社で働いた経験から言ってるのですが、もしデザイナーを束ねる人(課長とかデザイナーのリーダー)が、デザイナーだけどいまいち微妙とか、デザイナーじゃないけど会社都合でデザイナーの統括をすることになったとかそういう人がやっている場合、ほぼその会社のデザイン力はかなり低くなることが多いです。


なぜそうなるかというと、「自分の能力以上の判断はできない」からです。

特にデザイン力が低いまま40代以降になると、自分より能力の高い若いデザイナーを許容できなかったり、侮って舐めてかかっている態度が見受けられます。その結果、才能ある若手デザイナーが秀逸なデザインを作っても、自分の好みのデザインに修正させてしまうので「ああ、ダサいな」というデザインが出来上がります。こんな感じで毎回やっちゃうので優秀な若手デザイナーはつまらなくなって会社を去るということがあるあるケースです。


この問題点は他の人から気づかれにくいという事で、大概デザインという仕事はデザイナー間でしかレベル感が伝わらないので、会社内だと年功序列や年齢で上のデザイナーが決まることが多いということです。下のデザイナーが「あの人はダメだ」と騒いでも、他の部署の人間から見ると「あいつは若いから」等で済まされることが多く、問題解決しづらい構造になっています。

逆にデザイナー同士だとお互いのデザインレベルはよく見える物なので、不満はすぐに大きくなります。毎回自分よりデザインがだいぶ下手な、偉そうにしてる人に合わせなきゃいけませんからね…。


解決方法は2つ

それでこの問題、どうしたら解決できるのかというと簡単に思いつくだけで2つあります。1つは問題のデザイナーを偉い立場から降ろすこと。周りのデザイン職種以外の人達が気付けるかどうかが問題ですが、とてもわかりやすい形です。


2つ目は「デザインに無駄に干渉しない型のマネジメントをする人」を偉くすることです。デザイナーもいろんなタイプがありますが、デザイン指示を細かくして自分の思うようにするタイプよりも、その人の個性を重視して方向性だけ合ってれば後はできるだけ自由に、みたいなタイプを上に持ってくることです。

このタイプであるならば、自分よりうまいデザイナーが下についても、無駄に干渉しないので実力を発揮することができます。そしてデザイナーも上司がこのタイプならあまり反発しないケースが多いように思います。まぁ「年下でも自分より上の実力を持つデザイナーを認める」ということですかね。このタイプはデザインの実力よりも性格的にそうなることが多いような気がしてますが、このタイプであれば、会社のデザイン力を阻害しないように思います。なので、この2つが分かり易い解決方法になるかと思います。



以上、本日は「会社のデザイン力はトップのデザイナーで決まるので要注意」というお話でした。デザイン組織も「無駄に干渉しない型のマネジメントをする人」が来た場合、みんな実力を発揮できるので、会社全体のレベルが高くなるように思います。デザイナーと言えども人の配置は大事です!というお話ですかね。


閲覧数:8回0件のコメント

Comentários


© 2023 Half Moon Journey. All rights reserved.

bottom of page