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  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

春キャンペーンで良かったクリエイティブはここだ! デザイン的に何が良かったのかを分析しました。



こんにちは!東京 文京区のデザイン事務所Half Moon Journeyです。


当事務所の得意分野が「イベント・キャンペーン」のデザインなので今回、春のキャンペーンについて、企業がどういうデザインや企画をやっているのか調べてみました。クリエイティブ的なことも書いてみたのでご興味のある方ご覧ください。


まず春のキャンペーンと言えば「春のパン祭り」。ヤマザキがはじめたとても有名なキャンペーンです。いわずもがなご存知だと思いますが、有名人を起用してテレビCMやったり、とにかく知名度があります。ただ、その割にはキャンペーンのデザインはとんがったデザインやうなる程デザイン力が高いわけでもなかったので今回は割愛。他社の企画にフォーカスしてみることにしました。


それで今回、パン皿を配るイベントを差し置いて(失礼!)注目したのは「グリーンラベル 桜デザイン缶(キリン)」です!


今回色々なキャンペーンを調べてみたのですが、実のところあんまり気合い入れてクリエイティブをやってる企画が見受けられない印象でした。どちらかというと、商品名をモロに出したタイトルだったり、○○万円キャッシュバック!みたいな、直接売りに繋がる類のものが多く、クリエイティブとして紹介するようなものが少なかったです。


その中でグリーンラベルのキャンペーンはクリエイティブ的に良いなぁと思ったのでご紹介した次第です。

で、このキャンペーン何がグッときたのかと言うと、「気分をすくう」感じです。


「春の」キャンペーンと謳うくらいなので春感が重要なのですが、他のキャンペーンはキャッシュバックや商品名に春を付け足したおまけ程度の物が多い中、こちらはしっかり春感をすくって心情への訴求をしていました。


具体的にはメインビジュアルの写真が春の爽やかな感じを出していて、なおかつキャッチコピーの「春の、いいオフ」を加えると「春の爽やかな陽気の中で飲む飲み物ですよ」ということを暗示しています。この「直接言わずして伝える」ことがクリエイティブの醍醐味でして、「売らずに売る」ことができる要因になってきます。さらにパッケージデザインにまで桜を入れると、コンビニなんかで「何かお酒飲もうかな」という気分の時に選択肢の中にかなり入ってくると思います。


「季節訴求」というのは(春は桜、夏は夏休みや海、秋は紅葉など)その時期の人間の気分を自然と盛り上げるものがあって、こういった季節のキャンペーンはそういう盛り上がりに乗っかるものだと思っています。今回のグリーンラベルはデザインにしろコピーにしろ、うまく乗っかれた感があります。他社は製品名の押し出しやら割引率の押し出しが過ぎて、きちんと乗っかれていない感じがしました。そういう理由で僕の春キャンペーン推しはグリーンラベルです。


ちなみにこのグリーンラベル、本当はお花見需要に応える商品だったと思いますが、最近の巷を騒がすコロナ騒動でお花見も自粛要請が出て、アテが外れた格好になったと思います。これだけのクリエイティブなのに一番目立つ場所を失って本当に残念だと思っています。


ちなみに今回は春のキャンペーンを調べてみましたが、Half Moon Journeyはイベントやキャンペーンのメインビジュアルを作るのも得意な会社です。もしご興味あれば弊社HPの制作事例も見てみてください。素敵なキャンペーンビジュアルを作れる機会、お待ちしておりますよ。


・制作事例

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