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  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

楽な道はない。やっぱりブランディングは地道にやるのが正解の気がする。



昔デザインの専門誌で読んだのですが、ブランディングに言及する記事で有名デザイナーが「ブランディングは1個1個地道にやるしかない」というインタビュー記事が載っていました。当時ブランディングが流行っていた時期でもあったので、もっと派手なデザイン論を挙げる記事や論調も多い中、ずいぶん地味なデザイン論だと思っていたのですが、最近よく理解できるようになりました。今では僕もこの「地道にやるしかない」派です。


ブランディングが流行っていた頃、その一環として「クレド」というものも流行りました。クレドとは企業理念や行動指針を冊子やカードなんかにして社員に配って理念に沿った行動をしてもらおうという施策です。クリエイティブ側からは良い施策に見えて結構流行ったんですが、企業側の管理者からは「クレド誰も見ない。実施したけど役に立たなかった。」という声も聞かれ、実際にはほとんど役に立ってなかったように思います。まぁ、自分が社員だったら社長の志の高い目標くらいに感じて面倒くさいですよね…。そんな感じで定着はしてなかったと思います。


ブランディングの難しいところは「絶対これやったら効く!」みたいなのがなかなかなくて、成功事例も商品力なのかお金をかけた媒体パワーなのか時流なのか、うまくいった原因が判然としないものが多い事にあると思います。大手代理店や有名デザイン事務所がすごいお金をかけて良いデザイン作ったけど、全然パッとしなかったみたいな事例もゴロゴロしてるし。こういった成功法則よくわからんみたいな状態でも「地味だけど確実に効く」と実感できるやり方が前述の「1個1個地道にやる」ことだと思います。


本当に地味

この「1個1個地道にやる」ですが、具体的にどうやるかというとwebサイトでもバナーでもチラシでもとにかくどんな媒体でも丁寧に作り、ブランドの方向性からずれないように気を付けるというやり方です。なぜ1つ1つ丁寧にやるかというとお客様とブランドの接点がどこになるか分からないから。お客様はwebサイト見たりバナー見たりとブランドの接点で「あっ、こんなブランドなんだ」と判断しているわけですが、その接点がどこになるかはわかりません。その中で1つ2つブランドの方向性と違うデザインやクオリティの低いデザインが混じるだけで「おやっ?」と思われます。そして「良いブランドだと思ってたけど意外にショボいのかな。」と感じられてしまうとブランド価値は一気に下がるので、1つ1つ丁寧にやるのが大事になってきます。特に初めてブランドを知った時に見たデザインはかなり重要なので、ここでクオリティの低いものを見た場合は壊滅的だと思います。だからブランディングは地道にやるのが大変重要だと考えています。


ブランディングは人気の分野で、書籍などでもいっぱい論ずる本が出ていますが、それ通りにやっても効果が出るかはなかなか難しいことが多いと思います。そんな中「地道にやる・丁寧にやる」というのは地味だけど確実に効果の出る施策だと思っています。

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