こんにちは。東京都・埼玉県の中小企業様向けにデザイン制作をしてます文京区のデザイン会社 Half Moon Journeyです。今回は最近見た飲食関係の雑誌についてお話したいと思います。
遅ればせながら「月刊食堂」という飲食店専門誌の3月号を見ました。特集は「繁盛店のグラフィック表現」。飲食店のロゴやのれん、コップに印刷するイラストやメニューなどなど、飲食店に必要なデザインまわりの特集でした。
(月刊食堂2021年3月号/柴田書店)
https://www.shibatashoten.co.jp/detail.php?cid=2&bid=11210300
それでこの特集に出ているお店のデザイン達、かなりレベル高かったです!飲食店(特に居酒屋)のデザインは時代の空気を捉えつつ、軽いデザインにして「おしゃれで入りやすい」雰囲気を作っているものが多く、制作側のデザイナーのレベルの高さが感じられるものが多かったです。
この雑誌に出ているお店のように、デザインまで気を遣って「お客様にどう見られるべきか?」をよく研究するお店がある一方、全然グラフィックデザインに気を遣っていないお店の二極化があるように思います。
改めて、今回こういう雑誌を見ると「デザインに気を遣ってないお店はこういうおしゃれな競合出てきたら負けちゃうようなぁ」と感じました。
価格帯が同じくらいでデザインに気を遣ってる店と遣っていないお店が並んでいれば、それは気を遣ってる方が断然人気ですからね。同価格帯なのにおしゃれで洗練されてる、そういう方を自然に選んでしまうと思います。飲食店は「味」と「接客力」が肝要だと思うのですが、初見で入るお店は予想以上に見た目から来る「イメージ」に大きく左右されて選んでいると思います。
多分今回この雑誌に載ったお店の方達はその辺よく理解されてて、戦略としてグラフィックデザインを使っているのでしょう。デザインでお店の特徴をわかりやすく伝えて、軽いイメージに仕立てて入店しやすくする。味や接客、お店のコンセプトは入ってもらえてから勝負、そういう考えなのだと思います。
よく勝負事で「戦う前に決着がついていた」なんて言葉が使われますが、飲食店においてはデザインがこれにあたるのだと思います。味に自信があってもそもそも入店されないと勝負できない。デザインに気を遣われるお店はその辺りをよく理解しているんだなぁと雑誌を眺めながら思いました。それにしても、この雑誌に出てくるデザイン達、ホントうまいなぁ…。
デザイン会社 Half Moon Journey ではパッケージデザインなど各種デザインのご依頼を承っております。ご興味のある方は下記WEBサイトより概要をご覧ください。
https://www.halfmoonjourney.com/package
Comments