最近「お寺」のWEBサイトのデザインが良くなってきていると感じます。
具体的に言うと…、
・広大山 浄円寺(http://joen-ji.or.jp)
・平泉 中尊寺(http://www.chusonji.or.jp/5th_anniversary-special/)
次点で、
・音羽山 清水寺(これはインスタグラムです)(https://www.instagram.com/feel_kiyomizudera/?hl=ja)
です。
これらのサイトデザインに通じるのは「写真(映像)」がすごくよいことです。
対象の空気感を捉えることのできる本物のプロカメラマンを使って写真(映像)を取っているので
画像一枚でも充分に持つ画ができています。
これらの今までデザインの力が入ってこなかったところに
デザインの力が入っていくところを見ると、
数年前の学校・学習塾にデザインの力が入っていった様を思い出します。
当時は少子化による生徒数減を見越してブランディング(学校のイメージを良くする)ことで
生徒数を確保しようという流れからデザイン化が起こったように思ってますが、
お寺も同じような課題があって、一気にブランディング化の流れが起こったのかもしれません。
いづれにしても日本古来からある文化の「お寺」を、プロクリエイターが表現すると
どのようなものができてくるのか非常に面白そうで興味があります。
浄円寺の山の一枚写真なんかはこれ一枚ですべてを物語っているようで、
さすが切り取り方がプロ!無駄がなくて非常に美しいと思いました。
ブランディングによるデザインも、ちゃんとしたデザイナーが参加すれば
上辺だけの「かっこいい」だとか、なにか足したような変なものが出来る訳ではなく、
きちんと「このお寺はどんな歴史があって、何を表現したいのか?」を
必要最低限にまで削ぎ落として、見てくれる方に伝わりやすい表現にするので
悪いことでありません。
むしろ今まで伝えたかったけれど、なかなか伝わらなかったことが
伝えられるチャンスになるのでよいことなのではないかと思っています。