先日知り合いの方のライブに言ってきました。
その方は昔、僕の高校の同級生とバンドを組んでメジャーデビューを目指していましたが、
そのバンドは解散してしまい現在はひとりで音楽活動をしています。
年齢的にも30代中盤に差し掛かってくるので、音楽の延長線上のような仕事をメインとしながら
今も音楽活動をしている熱心な方です。
久々にその方のライブを観たのですが、前回ライブハウスに行ったのが5〜6年前くらいなので
けっこうな月日が経ってしまいました。
しかしながら昔と変わらず音楽をやっている姿はなつかしくもあり、
「続けている」ことの姿勢に敬意と眺望も覚えます。
音楽は食べていけない職種の代名詞で30歳くらいを期に辞める方もさぞ多いと思っていますが、
それでも続けていける強靭なメンタルと目標感、それを現実的に(金銭的な意味でも)可能にする行動力、
それはそれは相当な努力と資質がいるのではないかと推察します。
そして長く「続ける」ことが僕はとても素敵なことだと思っています。
言い換えればセンスがいい、とも言えるかもしれません。
決して音楽だけじゃなくて、陶芸とか舞台とかでもいいんですが
世間から評価を受けずとも自分がやりたいと思うことを貫いてやり続けられることは
並大抵のことではないですしとても尊敬して憧れています。
世の中は資本主義で日本はほとんどの人間がサラリーマンになるので
一般的にこの価値観はアウトローな考えになると思いますが、
こうやって長く続けることで得られる価値も非常に多くあると思っています。
造詣が深くなるので考えや人間力も増す気がしますし…。
この方は今後もきっと音楽を続けていくんでしょうが、
僕も同じようにデザインを続けていきたいと思っています。