僕の経験からですが、ベンチャーって創業のタイミングでエンジニア(CTO)は必ずいるんですが
デザイナーはいないケースが多いように思います。
僕の知っているベンチャー(といっても数える程ですが)は1社もいませんでした。
会社が大きくなるタイミングでほとんどのベンチャーがデザイナーを雇ってますが、
僕が見てる感じベンチャーでも最初からor早い時点でデザイナーがいてもいいよなぁと
思うことも多いです。
今回は最初からデザイナーがいてもいいと思う理由を書いてみたいと思います。
1.UI/UXの知識
まずはこれではないでしょうか。
ベンチャーってほとんどがWebサービスやアプリ開発で立ち上げてるように思うので、
デザイン面での知識やクオリティーがあっても困らないのではないかと。
大体最初は創業者とエンジニアがブーツストラップなんかで作ったものも多いですが
やっぱりデザインは「う〜ん」と思うものがすごく多いです。
そのサービスで大きく稼いでいこうと考えるならやっぱり最初からデザイナー入れても…
と思います。
2.デザインを外注してもアートディレクターがいないと結局判断つかない
これを見落としている会社がとても多いと思ってます。
先述した創業者とエンジニアがデザインを外注しても、あがって来たものに対して
適切なフィードバックができない。好き嫌いだけでしか判断できない、というのは
結局デザインクオリティがあがってないような…と思うことが多いです。
ここも同じくやはり専門的に判断可能な人材がいてもいいのではないかと思います。
3.デザイナーがいればブランディングもなんとなくできてる
会社ロゴだとか名刺や封筒、自社HPから製品のランディングページまで
きちんとしたデザイナーが入っていればそれらすべてをなんとなく
「この会社はこういう感じ」で繋げて、知らない間に勝手に外から見た
会社の見え方をコントロールしてブランディングできてます。
これはある程度以上の力量のあるデザイナーが入っていること必須ですが
初期段階では投資家やVCに対して、特に見え方の問題で効果があるのではないかと思います。
4.デザインに関する諸々の制作で無駄に悩まない
会社になると「外向けの企業概要パンフレット作りたい」とか「ロゴをシールにしたい」
「Tシャツ作りたい」とか色々と作るものが出てくると思います。
デザイナーがいないとその時(大体広報の方)が制作するんですが、
入稿もけっこう複雑で難しい作業なので最初はかなり時間取られるはずです。
でもその時間取られるのがもったいないと思います。
これもデザイナーがいれば「はいはいやっときます」ですぐに
入稿データを作れるので便利かなと。
なんだかんだ大きいものから小さいものまで意外に活躍することが多いかと思います。
以上、デザイナーが会社にいた方がいいと思う理由でした。
特にUI/UXやブランディングの面などが大きい理由で
ベンチャーの初期から会社やサービスが差別化されている、
価値がユーザーに伝わることがとても大事なことではないかと思ってます。
結局デザイナーがいないベンチャーも多いので、デザインが似たり寄ったりに
なっていますしね。
そこの差別化が図れるだけでも価値があると思っています。