現在webサービスのUIを作っています。
元々紙媒体スタートの人間でweb専業ではないのでそこまで詳しいわけではないのですが、
UIを作る時にどのページを見ても「あっ、このwebサービスだ!」とすぐにわかるものに
なるよう、使いやすさに影響を与えない範囲で色だとか細かな部分の形を統一しています。
これをwebサービスブランディングとでも呼べばいいのか、
他のサービスとは少し差別化になるように配慮しています。
というのもUIの技術が発展してきたおかげで(UIデザイナーの努力の賜物ですね)
ユーザビリティはかなり向上したと思うのですが、ガイドラインの登場などにより
画一的なUIが増えてきた印象を持っているからです。
特に日本のスマホアプリは似たUIのものが多い印象が強く、アプリによっては
UIだけ見てると「あれ?これなんのアプリだっけ」と思うような物も結構あります。
でも海外系のデザイン参考サイトなどを見ていると、ユニークで個性があって
ビジュアルに優れながらもユーザビリティも決しておろそかになっていない。
むしろユーザビリティとサービスの個性を考えて融合した結果が
アニメーションにつながっていたりビジュアル表現の核になっていたりと、
昔から王道と言われてきた「ザ・デザイン」の考え方そのものになっています。
コンセプトを核としたデザイン表現ですね。
僕もこういうのを目指して行きたいと思っています。
今後webのUIデザイン分野がどの方向に行くのかはわかりませんが、
ユーザビリティとwebサービスのコンセプトの融合した表現のビジュアライズ化は
ひとつの方向として十分に可能性があると思っています。
個人的には見てて楽しい、でもその「楽しい」はUIとコンセプト表現が源泉の「楽しい」
で作られている、そんな表現が出てきてほしいと思っています。