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  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

今年も日本パッケージデザイン大賞が発表


今年も日本パッケージデザイン大賞が発表されましたね。この賞は毎年レベルが高く、見ていて本当に面白いです。

早速内容ですが、大賞はなんとSONYのアイボを納める用の箱。眠るような感じになるのがおしゃれですね。アイボは「本物の犬を飼ってる」演出が大事だと思うので、その感情に乗っ取ってこの箱ができたのだと思います。物を見ると納得です。

金賞はアヲハタの塗るテリーヌという商品です。スーパーでも結構見かけることができます。ついこの間「このパッケージうまいよね」と他のデザイナーと話したくらい、デザイナー間でも評価の高いデザインだと思います。個人的にはフタの幾何学模様が効いてると思ってます。

同じく金賞にmeijiの「THE Chocolate」これは僕も前からデザインが良いと思っていて、自分のInstagramにも「良いデザイン」として写真をあげたことがあります。僕の目は確かでしたね(笑)今までチョコレートのデザインって商品写真をシズルで撮って、そこにデザインをプラスするみたいなのが多かったのですが、これは写真を一切使わずデザインのみのアプローチで成功させるという新しい概念を作ったように思います。

他にも日本酒の「有磯 曙 大吟醸」も同じく金賞でしたがこれはコンセプトに忠実に、夜が明け始める「曙」をデザインで表現しています。この日が登ってくる感じのパッケージが日本らしい情緒を醸し出していて、見事なデザインだと思います。日本酒とか梅干しとか味噌とか、日本らしい商品はやっぱり日本の情緒を出す表現が好ましいですね。

今年の日本パッケージデザイン大賞も素晴らしいパッケージデザインが並びましたが、いづれにしてもレベルの高いデザイナーや制作会社の物が並んでいます。クラウドソーシングや安価なデザイン会社ではここに並ぶのはかなり難しいものがあり、日本デザインの奥深さを感じていただけたら…と思っています。

なお、日本パッケージデザイン大賞は5月以降に東京を中心に4〜5か所で巡回展を開催する予定になっているそうなので、ご興味のある方是非見に行ってみてください。


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