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  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

これはダメ!デザイナーに依頼する場合にやらない方がいいこと3つ


「デザイナーにデザインを依頼するのがはじめてです」という方結構いらっしゃいますが、はじめてデザインを依頼する際にやらない方がいいことって実は結構あります。それを知らないと仕事を進める上で高い確率でデザイナーと不仲になったり、完成品がイマイチ納得できない物になって「あのデザイナーはなんだ!」となります。

でもデザイナー側から見ると違うんです。それはデザイナーにデザインをさせないような指示だったり成果が出ないような内容だったりしてデザイナーから見ても「あそことのおつきあいはちょっと…」となってるケースがあります。

今回はそういった不幸を避けるための付き合い方を書いていきますのでこれからはじめてデザイン頼むよ!って方、参考にしていただけると幸いです。

やらない方がいいこと1.

デザインを決めて打ち合わせに望まない。

デザインを作るのはデザイナーの仕事です。

これ、まずはこれ。何はともあれこれです。とても大事なことです。はじめての方だと「何かイメージを持っていかなきゃ!」みたいにプレッシャーを感じて、デザインを考える方もいらっしゃいますが大丈夫です。イメージは不要です。むしろあった方が困ります…。

打ち合わせには会社の状況やどういう風に売っていきたいか等、マーケティング的なお話を中心にできた方が大変助かります。理由は「デザイナーが状況や商品に応じてデザインを組み立てるから」。

わかりますでしょうか?

最初にお客様側で「こういうデザインがいいんですよ〜。」と言ってしまうとデザイナーもそういうデザインを作らざるを得ません。つまりお客様側で半分以上デザイン作ってるような状態になってしまいます。デザイナーはデザインを作るのが仕事。それを知らぬ間にお客様の方でやってしまっているので良い打ち合わせとは言えません。また、こういう状況では良いデザインも出来上がってきません。デザイナーにデザイン力を発揮させるためにもデザインやイメージを考えていかないことはとても重要です。依頼者側はデザイナーがデザインを作るためのマーケティングデータや会社についてのお話をたくさんしていただく方が良いデザインを作る土台となります。

やらない方がいいこと2.

デザイナーからデザインが出てきた時に「なんとなく」「自分はこう思う」意見を言うのはやめましょう。

大事なのはあなたの意見ではなく「このデザインでお客様がどう思うか?」を考えることです。

とてもよくありがちですが、デザインができて意見を求められた時に自分の意見を言うことは「ご法度」です。厳しいようですがデザインの打ち合わせの場でそれは「仕事と趣味の区別がついていない」とみなされてもしょうがありません。

理由は個人の意見を言われてしまうとデザインで売上や集客を目指す場合、ターゲット層(もしくはペルソナ)に合わせて作ったデザインと差が出てきてしまうからです。デザインはマーケティングの延長線上にある物ですからここまでマーケティングに基づいてかなりロジカルにやってきたデザインという「仕事」が、突如一人の「私はこう思うからこうして欲しいんです」という極めて私的で感情的な意見によってブレてしまいます。そうなるともうその後は言い出した本人の私的な世界に突入するので効果的なデザインとは無縁になってしまいます。そういった機微にデザイナーはとても敏感なのでやる気を失います。その手の修正指示が来ても成果が出ないことをわかりきっているため、やる気がないように見えて依頼者側から見たら「デザイナーはやる気がない」、デザイナーから見たら「この仕事はもう終わった」となってお互いに不和になりやすいです。それを避けて効果的なデザインを作るためにも下記に注意しましょう。

デザインはアートではなくとてもロジカルな「仕事」です。お客様がデザインを見て

・マーケティング戦略に沿ったビジュアルになっているか?

・お客様に響きそうか?

・掲載する広告媒体にあっているか?

を基準に考えましょう。個人の気持ちや感情が入ってしまってはもはや仕事ではありません。「私はこれが好き!」という趣味の世界に入ってしまっては一巻の終わりです。

やらない方がいいこと3.

もし自分で「絶対これがいい!」というデザインがあるならデザイナーに依頼するのはやめましょう。

あなたに必要なのは「オペレーター」です。

これもよくあることですが依頼者側で既に「こういうデザイン作りたいです!」という要望が決まっているのならば、デザイナーに頼むのはやめましょう。理由は簡単。デザイナーは「デザインを作る」のが仕事だからです。デザインが決まりきっているのにデザイナーに作らせるのは酷な話です。言い換えたらプロのデザイナーがデザイン初心者のデザインを作らされるわけですから、結構屈辱的な話だったりします。

これも不和の原因になるので頼むのであれば「オペレーター」の方にお願いしましょう。印刷所に在籍していることが多いので印刷所に「こういうの作りたいんですがオペレーターの方に頼んで形にしてもらえませんか。」と言えばかなりスムーズに進みます。オペレーターの方は「指示通りにきっちりミスなく作る」ので、依頼にもきちんと応えてくれます。また、印刷所の方なら名刺やパンフレットなどそのまま印刷もやってくれるのでとても便利でありがたかったりします。

知識不足からくることが多いですが「デザイナー」と「オペレーター」、仕事内容によって依頼を分けた方が絶対スムーズです!

以上、デザイナーに依頼する場合にやらない方がいいこと3つでした。

これを守れば不要に変なデザインができたり、デザイナーと仲が悪くなることもないと思います。

事業をよくするために、良いデザインを作って頑張ってください!


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