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  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

事業にデザインを使う効用。商品の魅力をきちんと伝えられてますか?



こんにちは。東京・埼玉の中小企業様向けにデザイン制作をしてますHalf Moon Journeyです。今回は事業や商品の魅力をきちんと伝えられてますか? という話をします。



大企業だと商品やサービスがきっちりデザインされてますよね。ホームページから商品のパッケージ、チラシからノベルティーまでほとんどすべての商品に対してデザイナーがデザインをしています。デザイナーの種類も豊富で、一流デザイン事務所や常におつきあいのある広告代理店、社内デザイナーと色々な種類のデザイナーを使い分けています。


ではなぜこんなにきっちりとデザインをやるのでしょうか? 一流デザイン事務所や大手の広告代理店にデザインを頼むと高額なデザイン費が発生しますが、それでもデザインを依頼するということにそれなりの意味を見出しているからです。


その「それなりの意味」のひとつとして「商品の魅力をきちんと伝えられる」があります。



自分やスタッフなど、デザイナーじゃない人が作ったデザインってどうか?

よくあるケースとして、商品パッケージのデザインを経営者やその家族、もしくは従業員の方が作った商品ってありますよね。特に地方のお土産なんかで見かける気がしますが、あれってどう思いますか?僕は「う〜ん、自分で頑張ってみたんだな」というほっこりした気持ち半分と「でも何を言いたいのかわからない」気持ち半分くらいで見ていることが多いです。


なぜだかこういうのって「一体これは何が言いたいんだ?」みたいな事多くないですか?唐突に出てくる方言のキャッチコピーとか、商品に全く関係ないイラストとか、どう見ても雰囲気に合ってないだろと突っ込みたくなるクレヨンで描いた絵とか…。


経営者や従業員が作るデザインには大体2つの力が欠けてると思ってます。


欠けてる力 その1.自分を俯瞰して見る力

大体の原因はコレです。「自分と他人は違う」を認識できていないパターンです。

どういうことかというと、デザイン初心者の人達に「良いデザイン作ってください」というと自分の良いと思ったものを作ります。もうね、これが間違い。例えば「かっこいいデザイン」。かっこいいというとどんなものを思い浮かべますか?わかりやすくするために芸能人にして例えてみましょう。「かっこいい芸能人」を周りの人に聞くと割といろんな人の名前が出てくると思います。「佐藤健」だとか「吉沢亮」「賀来賢人」「小栗旬」とかいっぱい。で、どうですか。

意外に多くの名前が出てきませんか。しかもかっこいいタイプは割と違います。


そうです。かっこいいと言ってもみんな思い浮かべるイメージが違うんです。コレ、デザインに当てはめてもそのままです。「かっこいいデザイン」「良いデザイン」みんな指標が違うんです。

でもデザインに慣れてないとこの考え方がわからないというか、思いつかない。だから「自分が良いと考えるデザイン」に突っ走って、結局できた物は制作者本人以外はよくわからない物ができる事が多いです。



欠けてる力 その2.伝えたい思いを形に落とす技術(デザイン力)

これは普通にデザイン力の問題です。デザイナー以外の大概の人はデザイン、もしくはそれに似た行為として「絵を描く」という事をほとんどしてきていません。学校で図画工作と美術の授業でしか描いたことない人がほとんどでしょう。なので「鳥が鳥って見えるように絵をかける」とか、かなり低いレベルの話から始まると思います。そんな人がある日突然「デザイン作る!」って言い出しても結果はわかります。そういう人が商品名と商品の雰囲気を合わせた、全体の統一感のある魅力的なデザインをいきなり作れますか?という問題です。


デザインはスポーツと同じです。コツコツやって徐々にうまくなる類の技術です。なぜか日本は「才能があれば」とか「センスの問題」とか言いだしたりしますが、そんなのほぼ関係ないです。ただ普通に毎日デザイン作ってるやつがうまいんです。



ではデザイナーを使うと商品の魅力はちゃんと引き出せるか?

上記までは素人の人がいきなりデザインを作るとどうなるかという話でしたが、今度はプロのデザイナーが作るとどうなるかを書いていきます。


当たり前ですがとりあえず上記の素人がいきなりデザインを作るとどうなるかは解決できます。デザイナーを名乗るわけですから全体をまとめて絵にする事もできます。

その1に書いた「自分を俯瞰して見る力」もあります。デザイナーは新人の頃に「人と自分の考えはちがう」ということをきっちり教えられるので、「かっこいいデザイン」を作るにしても、商品を購入してくれるお客様に合わせて自分の意見を殺してきっちり作ります。なので、とりあえず上記の問題はクリアできます。

(注:きちんとしたデザイン事務所や制作会社を出てないと「人と自分の考えはちがう」がわからないデザイナーも時々います。)



その上で…

上記は基本としてさらにその上で、商品の魅力をきちんと伝える事ができるようになります。商品購入のメインのお客様層に対して、どういう表現が好まれているか、商品が伝えたい1番の特徴はなにか、他の商品との差はなにか、どういう想いで作ったのか(ストーリー)などをまとめて一つのデザインに集約していきます。思い入れのある商品だと言いたい事は色々と出てくると思いますが、それらをどの順番で言うか?含めて全体最適化する事もできるようになります。また、見た目が飛躍的に良くなるので、ぱっと見の印象も良いものになっていきます。




今、素人が作った場合とデザイナーが作った場合を比較しましたが、差は歴然としてますよね。だから大企業はデザインをデザイナーに依頼するわけです。商品開発に心血を注いでできた商品のパッケージが「何が言いたいのかわからない」状態になってしまっては困るからです。


「言いたいことがシンプルにきっちりとお客様に伝えられる」事に意義を見出しているわけです。この商品で言いたいこと(商品メリット)をお客様に伝えるということは、そのままダイレクトにマーケティングの結果をお客様にお伝えする事に繋がっていると思っています。商品開発の段階で「こういう商品ならお客様が欲しいんじゃないか?」と思う商品コンセプトを、最終的にお客様に伝える形、それがデザインです。



商品の魅力をきちんと伝えられてますか?

今回は「商品の魅力をきちんと伝えられてますか?」というお話でした。

ただ、絵を描いているように見えるデザインですが、実はマーケティングで出てきたメリットを伝える形でもあります。なので僕は時間と予算に余裕があるのならばぜひ中小企業の方にもデザインをぜひ使っていただきたいと思っています。

Half Moon Journeyでもよくこの手のデザイン相談に乗ったりしておりますので、ご興味あればお気軽にお声がけください。




デザイン事務所 Half Moon Journey では最新のデザイン制作事例を定期的にメルマガとしてお送りしています。

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