デザインの修正で「目立たせる」というのは、もう終わりにしよう

April 5, 2018

 

前々からずっと言い続けていることとして、

デザイン修正の際に「目立たせる」という修正指示は

誰も広告を見てくれなくなる逆効果になると思っています。

 

 

なぜ「目立たせる」がよくないと考えているかというと、

基本その指示が「人が自分の広告に気付けば見てくれる」を前提としているからです。

つまり、広告が目立てばお客様が気付いて見てくれるということらしいです。

 

 

「目立たせる」の修正指示をしてくる方に

逆に「朝、家から電車に乗って会社に来るまでの間に何の広告見ましたか?

いくつ見ましたか?好きな広告は何個くらいありましたか?」

と聞くとほとんどの方は0と答えます。まったく広告を見ていません。

 

でもそれでいいんです。

それが普通で当たり前です。

 

デザイナーだとか広告関係の人でない限り広告なんて興味ないです。

「見て見て!」と押し付けがましく主張してくる広告を親切に1個1個

見ていく人なんていない。

逆にいちいち全部見る人がいたら気持ち悪いです。

 

 

だから広告を作る人達は「広告は気付いたとしても見てもらえない」を

スタートラインに広告制作を考えます。

前述した「目立たせる」修正指示をする「人が自分の広告を見てくれる」

とは真逆の考え方ですね。

 

「見てもらえない」からこそ、ターゲット層に対して

まずは興味を惹くような切り口を考える。

広告制作者はまず「見てもらえない(興味がない)人達に見てもらえること」

にほとんど全てのウエイトを置きます。

 

しかしここに「目立たせる」指示が入ってしまうと

途端に広告が「見て見て!」と押し付けがましく主張しだす。

興味を持ってくれるかどうかギリギリのラインのところに

急に押し売りみたいな要素が入ってくるので、

この広告の成功する確率は大幅に減ります。

 

もちろんデザイナーもこの指示を見ると

「ああ…」といろんなことを悟りますが(笑)

クライアントにはやめてくれとは言いづらいし、

勇気を持って言ったとしても

「デザイナーはクライアントの言うことに歯向かって偉そう。」となり

結局は「目立たせる」指示を聞いて変な物ができるパターンが多いです。

 

 

ただ、この手の話は昔からかなり多く、

誰が言い出したかわからない「目立たせる」修正指示を入れれば

とりあえずOKみたいな神話は、相当根強く残っています。

 

個人的には「目立たせる」指示をしてうまくいくケースは0%、

「あり得ない」と考えています。

 

 

人は見たいものを見るんです。

 

広告が「目立って」いて、目に付く位置に置いてあったとしても

興味がなければ見ません。

逆に興味があれば地味でもよく見てくれます。

だから広告制作者はお客様の「興味」を惹くことに心血を注ぐのです。

 

 

 

ちなみに目立たせる修正指示の行き着く先は

「ドン・キホーテ」とか「パチンコ店の広告」みたいになります。

そういった予測ができていて「目立たせる」と指示を出しているのかどうか、

その点も長年の疑問です。

 

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