アドミュージアムで開催中の「THE ONE SHOW」観てきた

February 6, 2019

 

 

アドミュージアムで開催中のTHE ONE SHOWを観に行ってきました。

「THE ONE SHOW」とはアメリカで行われる世界的な広告賞で、カンヌライオンズ、クリオ賞と並ぶ「世界3大広告賞」の一角です。毎年大手代理店の人達が多く応募し、みんなが憧れる賞となっています。

 

個人的にもここ数年はデザイン中心ではない、アイデア解決型の3大広告賞が大変好みで毎年観に行くようになりました。日本ではあまり多くないですが、本当の意味で課題解決型の広告という感じが、社会に広告やデザインがきちんとフィットする感じが大変好ましく思っています。

 

アドミュージアムでは昨年より「世界のクリエイティブがやってきた!」と題して、THE ONE SHOWとカンヌライオンズ、そしてD&ADというイギリスのデザイン賞の3つを順に公開していくイベントをやっています。海外のレベルの高い賞をまとめて観れる機会はなかなかないので大変ありがたい取り組みです。(全て無料なのもさすが電通!お金あるなという感じです。笑(注:めっちゃ感謝してます))

 

それで肝心の「THE ONE SHOW」ですが、結果からいくと他の海外賞を受賞してたものと、カブってる賞が多かったです。「恐れを知らぬ少女」や「ゴミ諸島」、「タイドのCM」等、どこでも評価されて何かしらの賞を貰っていました。世界のクリエイティブで1年に制作される良いアイデアには限りがあるのかもしれないですね。

 

 

ちなみに僕の気になったアイデアは「免疫チャーム」です。これはアフガニスタンで乳児のワクチン接種率を上げるための取り組みで、親が子に付ける伝統的な魔除けのブレスレットを応用しています。具体的には医師がワクチン接種をする度に色を変えたビーズを足していくことで、その子どものワクチン接種歴がわかるようになっているという仕組みです。

 

これには2つのすごいアイデアが入っていて、1つは今まで母親達は子供が何のワクチンを接種したか覚えてなかった点を解消したことです。識字率も高くないようなので今までは「ワクチンは打ったけど、何のワクチンかはわからない」だったものがなくなります。

2つ目は地域の方達の偏見を無くしたことです。この地域ではワクチンに対する伝統的な偏見も根付いていたらしく、それがワクチン接種率を下げる要因になっていたのですが、「この地域の人たちが昔から使っている伝統的な魔除けチャーム」をワクチン接種に絡めたことでそれを解消した点です。このアイデアは純粋なひらめきと地域に住んでよく住民を観察しないとできない施策なので努力に頭が下がります。

 

素晴らしいアイデアは鮮やかに一瞬で問題を解決するといいますが、免疫チャームはその好例だと思います。こういったアイデアは社会的な問題を現実的な予算内で解決できるので大変素晴らしい「これこそ広告!」という取り組みだと思います。このレベルはなかなか難しいですが、それでもこうやって課題解決型の広告をやってみたいと思ってます。

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