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執筆者の写真halfmoonjourney 小川

そもそもなんでパッケージデザインが必要なの?商品特長と商品のあるべき姿を見せるためです。



こんにちは。東京都・埼玉県の中小企業様向けにデザイン制作をしてます文京区のデザイン会社 Half Moon Journeyです。今回はなんでパッケージデザインが必要なのか?について書いていこうと思います。


中小企業のデザインに対して敵対心を持っている社員の方からよく言われるのが「デザインなんていらない。そんなものなくても商品売れるから」です。

確かに商品特長が優れていて、お客様からのニーズもあればデザインなしでもよく売れます。

ただ、わかってほしいのはデザインがあればもっと売れるという事です。



デザインは「こんな商品がある」事を多くの人に伝える拡声器の役割

デザインに対して敵対心を持っている人は「デザインって誇張を表面的に塗りたくって、嘘ついて無理矢理商品を売ってる」

という考えを持っている方が結構いるのですが、今時そんな考えでデザイン作ってる人はいません。(昔からそんなにいませんが…)そんな事したら口コミやSNSで悪徳業者の噂がすぐ広まりますし、リピート購入もないのでやるわけがありません。


デザインの役割というのは、購入して使ってみないとわからない商品の良さをキャッチコピーや写真、イラストなどで伝えて、「この商品はこういう事に役立つんだ」というのを購入前に先回りして教える事です。

こうする事によって商品の特長がお客様に伝わるようになりますから、「これなら買ってもいいかも」と思うようになります。逆にパッケージデザインがない、もしくは素人の作った物だとうまく訴求できなくて上記の「商品特長がわかってれば買ってくれた人」を取りこぼしてしまうわけですね。


良い商品ならお客様にきちんと特長を伝えられれば買ってくれる可能性は上がる訳です。このコミュニケーションを適切にしていくのがパッケージデザインの役割です。



特長以外にも「あるべき姿」を見せる役割もある

そして商品特長をお客様に適切に伝える以外の役割として、商品の「あるべき姿」を伝えるというのがあります。

例えば自社で販売する緑茶のブランドを作りたい場合。お茶のブランドにしたい!と考えた人には頭の中に理想のブランド像があると思います。「ずっとお茶を作り続けてきた農家が手作業で丁寧に作った本物のお茶」とか「狭山のお茶にあった土地で育った味わいの濃いお茶」とか。


ただブランド感はあっても企業規模が零細で小さかったり、ブランドをはじめたばかりで必要な機材が全然揃ってないとなると、想像のブランド像は立派でも現実は全然追いついてなかったりします。

また、ブランド感は本人の頭の中だけにある状態なので、お客様からは全く見えません。


そんな時にデザインで「うちのお茶はこんな商品イメージで、こういう良い商品なんですよ。」と先にゴールを見せる事ができます。

「ずっとお茶を作り続けてきた農家が手作業で丁寧に作った本物のお茶」イメージであればスタバで売ってるオリジナルのコーヒー豆のようなパッケージにしようとか、 「狭山のお茶にあった土地で育った味わいの濃いお茶」であれば茶畑を撮影してあとは細い明朝体のフォントで小さく「狭山茶」と書いて凛としたパッケージにしようとか。


こうする事によって今はまだまだ全然ですけど将来的にこういうふうなブランドになります!っていう企業側の目標がお客様に伝わりますし、ブランド感が目に見えるようになる事で「こういうブランドは好きだからほしい」とついてくるお客様も出てきます。


気づいてない方が大変多いのですが、こういった商品のあるべき姿を見せることができるのはデザインだけなんです。マーケティングも営業もエンジニアも他の職種ではできない仕事なんです。だからパッケージデザインは割と重要な要素だったりします。



以上、今回はなんでパッケージデザインが必要なのか?というお話でしたが、拡声器の役割と「あるべき姿」を見せる役割の2つのお話をしました。読んでもらえばわかると思いますが商品販売の上ではデザインって割と重要です。予算があるのであればできるだけやって欲しい仕事ですので、ご興味の湧いた方はぜひとも取り組んでいただきたいと思います。



デザイン会社 Half Moon Journey ではZOOMなどを使ったオンラインミーティングでデザインの相談を承っております。デザインについてお悩みの際は下記お問い合わせより「オンラインミーティング希望」とご記入の上ご連絡ください。

https://www.halfmoonjourney.com/contact

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