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執筆者の写真halfmoonjourney 小川

手触りのある商品にこそ良いデザインを。ユーザー体験とブランドイメージの改善として。



こんにちは。東京都・埼玉県の中小企業様向けにデザイン制作をしてます文京区のデザイン会社 Half Moon Journeyです。今回は手触りのある商品こそ良いデザインをした方が良いですよ、というお話したいと思います。



最近気になっていることがあります。あんまり言うべきではないのかもしれませんが、D2Cブランドなんかのダンボールや同梱のパンフレットなどのデザインレベルがあまり高くない物を見かける事が結構ある事です。


きっと若手の、ほとんど紙媒体を作ったことがないようなUIデザイナーの子が作ったんだろうなぁと邪推しています。僕はこれを非常にもったいないと思っていて、せっかくweb上で世界観を表現し、購入に至るような巧みなテキストとカスタマージャーニーを考えているのに手元に届いた商品デザインがイマイチ…、というのはブランド毀損にならないかと考えているわけです。


手に触れる物はイメージを感じるレベルが上がる

多分、D2Cのブランド側はWEBに詳しい方がやる事が多いので気付いてないのではないかと思うのですが、WEBより実際に自分で手に触れる事ができる物の方がイメージとか雰囲気を感じやすいです。商品に触れるって1つの体験になると思います。


今までWEBで作り上げてきた世界観がいざ実際に物が届いて使用する場面になった際、「あれ、なんかちょっとダサくない?」や「なんか素人っぽいデザインだな」と思われたらマズイのではないかと考えています。


D2Cという言葉が先に来ますが、「ブランド」なのですから世界観を守るという事は割と大事な生命線だと思うのです。そこでカスタマージャーニー的にも盛り上がる部分になるであろう「商品が届いた」シーンでブランド感が下がるのは割とやばい事だと思います。普通にお客様の商品に対するイメージが下がる事になりますから…。



じゃあどうすればいいのか

この点について僕は商品デザインや紙媒体は専門のグラフィックデザイナーを雇った方が良いと思います。WEBはUIデザイナー、紙媒体はグラフィックデザイナーと専門を分けて2人雇う。

昔は「ベンチャーは資金に余裕がないからUIデザイナー1人で大丈夫」と言ってましたが、昨今のD2Cを見るにテレビCMやったりWEB広告も結構やってたりと資金に余裕のある企業が増えてきた感があります。まぁそんなに余裕があるならグラフィックデザイナー入れてもいいじゃないという理屈ですね。


D2Cブランドは起業初期にお金がないのでデザイナーにお金を払わずインターンのUIデザイナー(学生ですからこれをデザイナーと呼ぶかどうかはかなり微妙ですが)や、1〜2年しか経験のないUIデザイナーが全部のデザインを作ってる事もありますが、ここも企業の成長と同時にデザインも成長させる方が良いと思う派です。


まずは絶対必要なUIデザインから、という理屈でUIデザイナーしか雇わない(雇えない)もよくわかるのですが、WEBと紙では結構デザイン感が違いますから、若手のUIデザイナーでいきなり紙媒体で良いデザインを作るのは難しいと思います。

なのでやっぱり紙とWEB、デザイナーを分けて対応するのはブランドイメージ向上の意味でオススメの施策です。



最後に

D2Cが盛り上がりを見せてからやや時間が経ちましたが、ベンチャー企業はアメリカのD2Cブランドに憧れる割にデザイン投資をしないなぁと感じています。D2Cブランドが増えてきた今、「デザインが素敵」はマーケティングで言う「他社よりも優れている優位な点」に成り得ると思います。


今のタイミングでこそデザインへの投資をしても良いのではないかと。やはり「商品が素敵」というのは、誰にとっても良い事なので「デザインでいくら儲けるの?」と言われるとハッキリ答えられないので投資する順番が低くなるのも理解していますが、それを差し引いても損はないように思います。

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