本日、伊勢志摩サミットで使用されるロゴが決定しました。
(http://mainichi.jp/articles/20151228/k00/00e/010/140000c)
決定したロゴを見てびっくりしたのですが、いかにも「デザインやってない人が作りました」という感じが伝わってきたので一体どんな人が作ったのか調べてみましたが、高校生が作ったようですね。
というか全国の小、中、高校生に募集をかけて制作したもののようです。
ただ、思うのですが外国の首脳が来られるイベントで「プロがちゃんと作った物ではないものを使う」っていう判断が難しいなと思いました。国内であれば「あれは高校生が作った物なんですよ。」と大体の人間は分かってみる訳ですけど、何も知らない外国の方(しかも首脳とその側近)がいきなりそれを見たときにどう思うのか不安です。
もちろんこどもや学生に作ってもらうことに意義もあるとは思いますが、それをどういうイベントで使用するかの判断は、クリエイティブ・ディレクターの判断にしないと危ないと思ってます。
また、こういうイベントでプロのデザイナーが呼ばれないのは、オリンピックロゴ事件以来グラフィックデザイナーが社会からますます信用されていない証のような気がします。