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執筆者の写真halfmoonjourney 小川

デザイン・販促・流通」の三位一体


なにげに今年はプロ野球を好きになってまして、よく日本ハムとヤクルトの試合を観に行っています。

そこで毎回ヤクルトのデザインってうまいなぁと思います。

単純にレイアウトとか「見た目」がうまいだけでなく、営業面との一体も含めて

商業デザインたるグラフィックデザインとしてうまいといった印象です。

ヤクルトはファンクラブを「スワローズクルー」と名付けて

試合を見に来てくれる度にポイントを進呈、

そのポイントが溜まると各種グッズと交換できる施策を実施したり、

「燕プロジェクト」や「燕日(えんにち)」と称したイベントを実施したりして

お客様の来場を促すイベントを数多く開催しています。

そしてそのイベントの度にロゴマークを作っているのですが、

このロゴが「スポーツ」らしくて「楽しさ」もあってうまいデザインだなぁと思っています。

ぼくも先日の燕プロジェクトの日に試合を観に行きロゴワッペンをいただいたのですが、

野球に限らずサッカーやバスケットなど球団のデザインってエンブレムのデザインに

すべてが集約されている気がします。

エンブレムはまずユニフォームに入りますし、ホームスタジアムにも大きく掲載されます。

また、このエンブレムが入るだけでそのチームの「グッズ」にもなりますから

球団のエンブレムは企業にとってのブランドロゴと同じ役割があると思います。

つまりこのエンブレムのデザインがヘタだとその球団すべてのイメージが

「もさっとしている=かっこよくない」になりそうです。

ヤクルトは大岩 Larry 正志さんという方がデザイナーをやっているらしいのですが、

こういったスポーツ関係のデザインがとてもうまく、しかも今の時代にデザインを

合わせきれてる印象があります。

他のスポーツのデザインも数多くやられているみたいですし、確かにこのデザイン力なら

それも納得です。

そして営業の方が実施されるイベントとデザインの整合性もとても良いです。

ぼくは常々デザインは「デザイン・販促・流通」の三位一体で初めて力を発揮すると

考えているのですが、ヤクルトの集客戦略はまさにそれを地でいっている気がします。

ヤクルトスワローズ、今年のチーム順位は最下位なのですが、

来場者数は逆に伸びているようです…。


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