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執筆者の写真halfmoonjourney 小川

お菓子パッケージに新しいデザインの流れを感じる


前にこのブログで「グミとかアメのパッケージデザインはかなりレベル高い」と

書きましたが、この前カバヤ食品の「ピュアラルグミ」のパッケージを見て驚きました。

このジャンルに用いるデザインとしてはかなり「新しい感じ」がしたからです。

まずはなんと言ってもシズル感(食べ物の美味しそうな感じ)よりも、

商品の雰囲気作りを優先していることです。

具体的に言うと緑1色の背景に黄色の明朝体という、かなり「攻めてる」デザインのことです。

大概こういう商品ってゴシック体の文字が主流で、かわいい方向に持っていきながら

シズルを出していく、と思っていたのですがこの商品は狙っている方向が違います。

10年くらい前に菊池敦己さんのシンプルで文字をそこに置いただけのように見える

デザインが大人気になりましたが、そのデザインを応用しているように見えたのです。

特に黄色に明朝体なんかはその感じが強いように思いました。

ただ、菊池さんのデザインはベタの色面や斜線で丸を描いたりといったソリッドなことが

多いので、シズル感を出す食品パッケージには向かないと考えていました。

それが今回ピュアラルグミのパッケージで出てきたのですから驚きです。

最近の食品はシズル感を全面に出さないものも増えてきましたね。

カップ麺のパッケージでもシズルを押さないのが散見されますし、

新しい時代の流れが来ているのかもしれません。


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