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「流行りもの」をデザインに取り入れる際はご用心

執筆者の写真: halfmoonjourney 小川halfmoonjourney 小川

年始のPhotoshop Vipに「2018年に流行しそうな、

注目Webデザイントレンド20個を大予想」という記事がありましたが、

その中に「発色の良い色やグラデーション」という項目がありました。

それがこの夏流行りのデザインとなりそうですね。

今コンビニで見かける商品でもグラデーションの物が増えてきている印象です。


ただ、僕はこういった内容に関しては慎重派です。

なぜかというと、経験や思慮が浅いデザイナーなんかがこういう記事を見つけると

webサイトを制作する際にクライアントに

「今こういうのが流行りなんでこんな感じでつくりましょうよ!」とか

安易に言ってしまうのを嫌っているからです。

そういうの、あんまり好きじゃないです。

サイトを作る時にまず考えるのは商品や会社をどう伝えるかであって「流行り物」は関係がないです。

「流行っている」ことより先に商品や会社を「誰に・何を・どう伝えたいのか?」が来ないとダメです。

それを考えた上で流行り物もアリという判断なら構わないのですが、

実際にこういう事を言い出す人ってその辺りまで頭がまわってない方が多いので…。

正直毎回心の中で「じゃあ流行りが過ぎたらこのサイトどうするの?」ってつっこんでます。

ちなみに上記で紹介したストロングゼロとハーゲンダッツはその辺きちんと考えておりまして、

この2商品は「季節商品」となっております。

流行りが過ぎ去る前にこの商品の販売期間が終わるということですね。

そういった商品特性をうまく利用して「買いたい!」と思わせる時代の空気感を

味方につけてデザイン上での「追い風」を作っている訳です。

この2商品はデザイナーの巧さが光る訳ですが、残念ながらデザイナーみんなが

こんなにうまい訳ではないので、「流行り物」をデザインに取り入れる場合は

「どれだけ長く使うか?」も考慮してうまく使っていただきたいです。

うまく使えば必ず追い風となって商品の後押しをしてくれますので。


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