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執筆者の写真halfmoonjourney 小川

ロゴ制作の際の打ち合わせって何聞くの?


僕もデザイナーを始めて早10何年ですが、未だにロゴ制作時にクライアントに聞く内容が

デザイナーによって違う気がしてなりません。

国内にも有名デザイン制作会社や著名デザイナーなどたくさんいらっしゃいますが

デザインの基礎知識たる根幹は同じであっても

細かな内容はどうにも

人によって違う気がしてならないのです。

そこでデザイン書籍を見て再度勉強したりしているのですが、

なんとなく「これだけは聞く」って内容をまとめました。

1.社名・商品名の由来

当たり前ですね。そもそも聞かないと始まりません。

2.業種や事業内容

これも言わずもがなです。

3.ターゲット(お客様)について

基本的にデザインはお客様に伝えるために作るものなので

これも聞かないと始まりません。基本的に経営者の意向より

お客様の嗜好が優先される方が多いと思います。

4.商品特性

競合と差別化しないといけないので重要です。

5.方向性の希望

デザインイメージをどんなものがいいか聞く感じです。

かっこいいものがいいとか、可愛らしいものとか。

以上、5点はどんなデザイナーであれ必ず聞くであろう項目なのですが

これっていわゆる「教科書に載ってます」的なごくごく基本的な項目なので、

僕はあんまりここに興味がありません。

その先にある各デザイナー達が自分の経験によって得てきた「これは聞いておこう」と

思っている部分に興味があるのです。

ロゴデザインの現場(MdNコーポレーション)

P.36 「五感を使ってヒアリングする」より

デザインへの具体的な要望を伺うことはもちろん大切ですが、

会話を通してその組織や人の雰囲気を実際に肌で感じ取り

ロゴデザインにつなげていくための機会とすることが重要だと

考えています。(小野圭介氏)

そうつまり「打ち合わせ時の感覚から大事な物を探り出している」んです。

そして意外にも割とみんなこの感覚を大事にしている気がしてなりません。

かくいう僕もこういった感じで「なんとなく大事そう」から

モチーフや制作の際のガイドラインとしていることが多くあります。

結局、この感覚が「デザイナーによって聞く内容が違う」と感じている一因なのでは

ないかと思いました。

ロゴ制作時に教科書はたくさんありますが、デザイン初心者以外は

経験が物を言うことも多いのではないかと。

昔から「デザイナーは職人の世界」と言われていたことを今更ながら思い出しました。

【まとめ】

人によるのではないかと思うので、ヒアリング時に聞く内容はデザイナーによって

違うのは当たり前かもしれません。

クライアントに当たるお客様側はデザイナーに任せて「どんどん聞いてよ!」くらいに

気軽に考えるのがお互いにベストな仕事の仕方かと思います。


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