top of page
  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

UIもwebもグラフィックも…、見た目はデザインじゃないよ!



この前久しぶりにデザインの勉強会に参加し、流れでエンジニアの方や若いデザイナーと話しましたが、正直疲れました…。

会話の中でエンジニアの方が「デザインってどうやって作ってるの?」と聞かれ、そういう話になったのですが、これが疲れる原因でした。エンジニアの方はデザイン制作プロセスもプログラミングと似たような思考で考えていたので(結構多い)、作り始める前からデザインが見えているような話し方をしていたのですが、デザイン制作過程において答えが見えてるケースって稀です。商品情報や特徴、お客様、周辺環境、販売計画などからどういうデザインが最適か?を探っていくので、プログラミングのようにはじめに「この言語でこういう機能を作る」と作りたいものが見えてるわけじゃないです。


この「デザインでは最初から答えは見えないのが普通ですよ」という思考が伝わらないことが多くて「それじゃ作れないだろ」とか、何度説明しても理解してもらえないとか、困ることもしばしばです。そして今回も説明したのですが、あまりピンときてない様子でした。


若手のデザイナーもデザイナーで、「デザインってどうやって作るの?」と聞かれ、「グラフィックを作る場合は流行りの傾向のデザインを見てそれでデザインを作る」と言っていました。正直、それでは困るのですが…と思ってしまいました(口には出しませんが)。なぜなら経営者の方が「これだ!」と思ってお金と労力を投下して真剣に作るサービスや商品は「流行り」ではないからです。人が一生懸命考えたものが洋服や音楽のような「流行り」では困るのです。それではすぐに廃ってしまいます。


僕がサービスや商品のデザインを作る時は「その物は何か?」を分解して再構成するプロセスを取っています。例えば「マッチングアプリ」であれば、男女が出会うとは何か?スマホで会う必要は何か?出会ったらそれは幸せなのか?社会にどんな影響になるのか?と、マッチングアプリそのものをまっさらな気持ちで理解して、「つまりこういう物です」という答えが出た時点でそれをデザインに落とすようにしています。

似たような競合他社があっても、全く同じということはほとんどないので、何かしら再構成する時点で違いが出ることがほとんどなので、この違いを「サービスの性格」と位置付けています。


デザインを作るって、何を作るかによって重みは変わるのですが、流行りだけをなぞって見た目のデザインを作るって僕はあまり良いともデザインプロセス・レベルが高いとも思えません。いくら若手とはいえもう少し真剣にデザインに取り組んで欲しいなぁとモヤモヤしながら帰ったら、久しぶりの勉強会なこともあって、なんだかどっと疲れた夜でした。

閲覧数:0回
bottom of page