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執筆者の写真halfmoonjourney 小川

UIデザイナーだけじゃない。ベンチャー企業にはグラフィックデザイナーも重要ですよ。



こんにちは。東京都・埼玉県の中小企業様向けにデザイン制作をしてます文京区のデザイン会社 Half Moon Journeyです。今回はベンチャー企業にはUIデザイナーの他にグラフィックデザイナーも重要ですよ、というお話をしたいと思います。



ベンチャー企業でよくあるのがWebサービスやアプリを作る上で1人UIデザイナーを雇って、最初にプロダクトを作りました。それで会社の都合にあわせてロゴが必要になったり、紙媒体(パンフレットや名刺)が必要になってきたのでUIデザイナーに作らせるというケースです。


非常によくある話だと思うんですが、デザイナー的に見ると結構困った話です。

まず紙媒体。UI専門だとコーディングはできるんですが紙は初めてという人もいるので、印刷データの作り方がわからず四苦八苦することが多いです。また、アプリと紙媒体でデザインの感覚もだいぶ違うのでアプリだとうまくデザインできても紙だとどうにもうまくできない…、という事もよく起こります。


そして社内にデザイナーが1人しかいないので、聞ける人もいなくて大変なんですよね。同職種が社内にいないので1人で頑張るしかなく理解もされない、孤立しがちなやつになります。



次にブランディング。こちらも専門知識がいるのでなかなか難しい。UIとはまったく別の知識になります。ブランディングの知識自体もデザインの歴史が長い紙の方が蓄積あったりするので、いきなり社内の意見をまとめてコンセプト立ててロゴを作るのはハードル高かったりします。創業して間もないベンチャーだとインターンの子が全部やってたりして大変そうだなぁと思うことがあります。



以上、こういった現象を時々見かけるのですが、僕は解決策としてUIデザイナーとグラフィックデザイナー(紙媒体のデザイナー)を分けて雇ったらどうかと思っています。この間まではベンチャー企業が2種のデザイナーを雇うのはちょっと贅沢かなと思っていましたが、最近考えが変わってきました。


考えが変わった理由1.結構企業内で作る紙媒体が多い

まずはコレ。WEB全盛になって紙媒体がだいぶ減ったと思っていましたが、実は結構作るものあります。BtoBなら営業で使用するパンフレットとか名刺、展示会に出展する際のパネルなど。D2Cともなればお客様に商品を送る段ボールのデザインから同梱チラシ、パッケージデザインなどかなり沢山あるはずです。なのでWEBの時代になっても作る物は頻繁に出てくるはずです。UIやりながらこれらも作るのはほぼ無理なはずです。


考えが変わった理由2.ブランディング面

やはりロゴマークなんかはグラフィックデザイナーが作った方がよいケースがまだ多い気がします。UIやWEBでもうまい人はいるんですが、前述した通り経験の蓄積があるように思います。特に会社ロゴなんかはクオリティがかなり大事なので真剣にやった方が良いように思えてなりません。



考えが変わった理由3.実はWEBでも作るものけっこうある

最後にコレです。グラフィックデザイナーは紙媒体といっても、ビジュアル制作能力があるので、それをWEBに置き換えて新サービスのメインビジュアルだったりバナー広告だったり、広報の方のお手伝いでオウンドメディアのビジュアルづくりなど、意外に作るものがたくさんあります。



上記3つがグラフィックデザイナーも企業にいた方がよいと思う理由です。WEBが一般化してから広告・デザインも広告代理店を通さず自社で運用するケースが増えました。それに合わせてデザイナーも社内に必要なケースが増えています。

気づきにくいのがグラフィックデザイナーの必要性だと思いますが、今後年を追うごとに必要度が高いことにみんな気付いていくのではないかと思っています。


ちなみにグラフィックデザイナー、時代の流れで段々数が減ってきています。(今みんなWEBかUIデザイナーになりますので。)会社の新サービスのメインビジュアルを任せられるような腕の立つデザイナーは減ってきてるので、早めに囲っておいたほうが良い(そのうちもっともっと減るはず)と感じています。雇うなら早めの方が良い人見つけられる可能性が高いよという事ですね。

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