top of page
  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

コーヒーのパッケージデザインもかなり増えた!その中で勝ち抜く手段とは?



こんにちは。東京都・埼玉県の中小企業様向けにデザイン制作をしてます文京区のデザイン会社 Half Moon Journeyです。今回はコーヒーのパッケージデザインについて書いていきたいと思います。


先日久しぶりに本屋でデザイン本を見ていたのですが、なんとコーヒーとお茶のデザイン紹介だけで1冊作った本がありました。



憩うためのパッケージ・デザイン コーヒーとお茶(グラフィック社)

http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=45540



ブルーボトルが流行って以来、何年もコーヒー屋さんブームが続きましたがコーヒーパッケージだけで1冊作れる程各店舗のコーヒー豆が販売されていたとは…。中身も見てみたんですが、各社いろんなテイストでおしゃれなパッケージを作っていました。無論、デザイン本に紹介されるくらいですからデザインレベルも高い物が多かったです。


ただ、コーヒー屋さんの立場になるとこれだけライバルがいると、自社のコーヒーを選んでもらうのも楽な仕事じゃないなぁと思いました。


日本ではよく「商品が良ければ売れる」という職人的な気質が語られますが、それは「1度飲んでみたらわかる」事であって、商売の大事なポイントは「まず1度選んでもらえる」事です。

この「1度選んでもらえる」事が相当重要で、大企業もこれのために大規模な広告費やマーケティング費を投じて真剣に頑張っていますが、職人や経営者でない方達はこの考えがすっぽり抜け落ちている事が結構見受けられます。


こだわった豆と焙煎方法でしっかり作り、確かに飲んだら良いコーヒーだ!とわかりますが、その「飲んでもらう」事自体がとてもありがたい事であることを理解すべきだと思っています。飲んでもらえれば必ず気に入ってもらえる。1度飲んでもらえれば勝てる!そう思っているなら、まずは「ウチのコーヒーがお客様にとって良い理由」を積極的に伝え、1度購入して貰える努力をすべきだと思うのです。



先程コーヒーのデザインがとても増えたという話を書きましたが、多分コーヒー市場が成熟・飽和してきているのではないかと推察しています。お店が少ない時は選択肢が少ないので何もしなくても選んでもらえる事もありますが、お店が増えてくると「ここのお店にしよう」といった「選ばれる理由」が必要になってきます。


そこで各社デザインを使ってお店の特徴やおしゃれな雰囲気を押し出してお客様に選ばれている訳です。そこに職人気質な「商品が良ければ売れる」理論を持ち込んでも、実際はただ待っているだけの状態ですので、集客の部分で苦しいのは当たり前です。なのでわかっているお店というのは商品に自信があるからこそデザインを使って「最初の1歩」を一生懸命作っています。1度飲んでもらえればリピートしてもらえる、勝てる算段がついてるからこそ新規顧客獲得に力を入れるのです。


スポーツで大事なのは技術だけではない「心・技・体」という言葉がありますが、それは商売でも同じだなと思います。自分がコーヒー屋だからって商品品質だけを気にするのではなく、集客にも手を抜かない、そういった心構えこそが王道ではないかと感じます。



デザイン会社 Half Moon Journey ではパッケージデザインなど各種デザインのご依頼を承っております。ご興味のある方は下記WEBサイトより概要をご覧ください。

https://www.halfmoonjourney.com/package

閲覧数:2回0件のコメント
bottom of page