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  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

スタートアップ企業のロゴ


今月発売のデザイン専門誌「ブレーン」にてスタートアップ企業のロゴ紹介をやっていたので

興味を持って拝見しました。

エアークローゼット、マネーツリー、オリガミなど8社のロゴとタグライン(コンセプトワードの

お客様へのメリットがわかりやすいキャッチコピー的なもの)が記載されていました。

率直な感想を言うと出来がいい物と割と普通の物が混ざっているなという印象を受けました。

ロゴのモチーフに事業と関係のあるもの、事業を表すものを使っている場合は

ロゴを見ただけで「きっとこの会社はこういう事業をやっているんだろうな」とわかりますが、

モチーフが事業を表さないものを使用している場合はロゴを見ただけではなんの会社かわからない、

もしくは違う事業を想像してしまいました。

モチーフが違うものを使用している会社は、きっと会社として目指すところだとか

目標をモチーフにしたと思うのですが、個人的には

(※あくまで個人的です。ロゴの作り方はデザイナーによって違うので一意見として

読んでもらえると幸いです。)

その場合は企業ロゴと事業単位でのロゴを作り分けるほうが良いと思っています。

ぼくはロゴについて「まずはパッと見て伝わる。更にそこにアイデアが入っていて

おもしろければ100点」という考え方なので、ロゴは「まずは相手に伝わる」ことが

非常に大切だと考えています。

また、ロゴは見る機会があった際もチラッと一瞬しか見ない+大概小さく表示されており

2〜3cm以内のことが多いデザインなので、

「2cm以内で一瞬で伝えることができるもの」と考えるとなおさら

モチーフも伝わるもののほうが良いような気がしています。

事業と関係のないモチーフを使うロゴは80〜90年代のデザイン全盛期にはたくさんあった

印象を受けますが、ここ10年のデザイン業界を見ていると

ヨーロッパのロゴで見られるような「ロゴを見ただけで伝わる」デザインの作り方を

しているデザイナーがちょこちょこ出てきている印象を受けます。

僕ももちろんそちらを目指しているのでそう見えるだけかもしれませんが

そちらのほうがロゴの作られ方としては機能的に見えてなりません。

デザイナーによって主義主張の変わる分野なので一概には言えませんが、

今回のスタートアップのロゴを見てそんなことを考えてしまいました。


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