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  • 執筆者の写真halfmoonjourney 小川

リブランディングはあまりパッケージを変えないこともある!デザイン資産の継続も考えよう!



こんにちは。東京都・埼玉県の中小企業様向けにデザイン制作をしてます文京区のデザイン会社 Half Moon Journeyです。今回はパッケージデザインをリブランディングする際のお話を書いていこうと思います。


突然ですが「リブランディング」という言葉をご存知でしょうか?リブランディングとはブランドを考え直す事、再構築するという意味なんですが、例えば長年使ってるパッケージをいまの時代に合わせて考え直したり、ロゴマークを再構築したりといった感じになります。


それでパッケージなんかのリブランディングはよくあって、最近は湖池屋のポテトチップスやローソンPBの商品が有名です。基本的にデザインが古くなったり時代に合わなくなってきた際に今の時代でも通用するようにデザインを組み直すんですが、デザインを組み直す前にとても大事な作業があります。

それは「デザインで残すものと残さないものを決める」作業です。




どういう事かというと、今までずっと使ってきたパッケージですのでお客様もそれに見慣れているわけです。それがリブランディングしたからといって全く違うパッケージに変わってしまってはその商品を認識できなくなってしまうので困ってしまいます。それに今までと全く違うと「なんか違う。この商品ってこんな感じのパッケージじゃない。前の方がよかった。」と思われることもあります。


そこでリブランディングする際はまず商品パッケージの中でイメージを強く構成している物を探して、それを残すか残さないか決める事が重要です。そのイメージを強く構成する要素が今の時代と違ってきてるなら思いきって変更、ちょっと古くなってるだけなら今風のデザインにちょっと手を加えるくらいにする、といった「リブランディングの塩梅」がめちゃくちゃ大事。ここのさじ加減でリブランディングが成功するのか、お客様に「なんか違う」と言われるのか決まってくるので、デザインする前のこの段階を慎重に決めていきましょう。


よくデザイナーにデザインをお願いすると言うと、デザインがグラフィカルに大きく変わると期待される方も多いのですが、実態としてまず上記のような大きく変えるべきか?の調査を行います。その結果「変えない方がいい」と判断した場合はパッケージデザインを調整する程度にデザインを抑える事もあります。こうなると大きく変わると考えていたクライアント様と意見が違ってがっかりされる事もありますが、決して変えるだけがデザインではなく、今まで積み上げてきたデザインを守るのもまたデザイナーの仕事だと理解してもらえるとありがたいです。


長く続いてお客様に愛されたパッケージはそれ自体がデザイン資産となります。資産の有効活用も含めて自社商品を良いブランドに育てていきましょう!


デザイン会社 Half Moon Journey ではZOOMなどを使ったオンラインミーティングでデザインの相談を承っております。デザインについてお悩みの際は下記お問い合わせより「オンラインミーティング希望」とご記入の上ご連絡ください。

https://www.halfmoonjourney.com/contact

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